心が凪(ナギ)の状態であれば、
冷静に物事が判断できます。
あれこれと考え、自分の先入観で判断をすると、
物事がこじれる方向へ、解釈してしまいがちです。
では、そんな時に、どうすればいいのか?
心を落ち着けて、冷静になるための簡単な方法をご紹介します。
まず、お気に入りの一人になれる場所を探す
物理的に一人ではなくても大丈夫です。
”一人”を感じられる状態だったら、人混みの中でも構いません。
逆に、周りに人がいなくても、スマホ片手にSNSなどを見ていては、
意味がありません。
テレビをつけっぱなしにして、情報に夢中になってても同じことです。
雑踏の中でも、人気の多いカフェでも、
1人のスペースを確保できれば、それでいいです。
極論を言ったら、満員電車の中でも、大丈夫です。
自分が、単独の存在でいることを確認できればいいです。
なるべく、物理的な接触は、少ない方が集中しやすいですけれどもね。
ただ、自分が”嫌な雰囲気がする”場所は、選ばない方がいいです。
心地よいと感じる場所を探しましょう。
出来れば、静かな状態になれる場所、方法を探す。
自然の中、一人静かになれる空間があればいいですが、
なくても大丈夫です。
多少の音があっても、イヤホンをして、
穏やかになれる音楽でも聞きましょう。
人は、どれだけ騒音の中にいても、
何かに集中してしまえば、周りが気にならなくなることも可能です。
もちろん、初心者には、ちょっと難しいテクニックだったりするので、
まずは、簡単に、物理的に、静かな場所を探してみましょう。
そして、吐く息に意識を向けて呼吸に集中する
出来る限り、ゆっくり、静かに、息を吐き切ります。
呼吸(こきゅう)とは、字を分解すれば分かりますが、
”呼” 吐く(はく)”吸” 吸う(すう)、息です。
まず、吐く、から始まり、次に吸う。
息は、吐き切れば、必要なだけ入ってきます。
必要以上に吸うことは、ないのです。
吐きだせなければ、新しい空気は、入ってこないのです。
ただひたすら、吐く息に集中し、
自分の身体に意識を向ける。
慣れないことは、最初、難しく感じます。
気が付いた時、1回でも2回でも、
少ない回数から、”やってみる”ことを続けてみましょう。
最初から、長時間やること目指さなくてよいです。
少ない時間から始める。
何度も試してみる。
その時間を回数、積み上げる。
それが、続けるコツです。
呼吸に集中するメリット
一つのことに集中して意識を向けると、
思考が止まります。
集中することが、自分の感覚・身体のことであれば、
相乗効果がでます。
あれこれ考えて、苦しくなったり、
考えがまとまらなくなったとき、
一度、呼吸を整える。
一旦仕切り直しをすると、
案外よいアイデアが浮かんできます。
お試しあれ。
補足:要は、一旦、頭を空っぽにすることに意味がある。有酸素運動も有効
上記では、一人で手っ取り早くできる方法として
呼吸を上げてますが、
一旦、頭を空っぽにすればよいので、
スペース・機会がある人は、運動で発散しても大丈夫です。
太極拳のような穏やかな動きのものでもよいですし
(元々、太極拳のベースには呼吸というものがあります)
球技のように思いっきり身体を動かすのも、
余計なことを頭から追い払うには、効果的です。
身体が酸素を必要な状態になれば、
なかなか頭にまで行きわたらずに、
必然的に、思考が大人しくなります。
思考優位になりすぎるからしんどくなるので、
ひっくり返せばよい、というわけです。