【体験談】応急手当普及員講習受講。予約はお早目にお住まい、勤務先の管轄消防局へ。

幼い頃より、
『知ってさえいれば、対応できたのに、
それを怠ったばかりに近しい人を救えなかった
という思いをするのが、とっても嫌だ』
という脅迫概念のような、感覚を持ち続けている。

お陰様で、そういう思いをしたことはないし、
事あるごとに防災訓練とかに参加させてもらって、
毎度、色々な知識をアップデートさせていただいている。

その中でも、短期間で凝縮して色々学べる場がある。
それが、『応急手当普及員養成講習』。

これは、住んでる、もしくは勤務先のある消防局へ問合せ、予約をすれば
受講料は無料、テキスト・必要器具を購入(もしくは持参)すれば
誰でも受けられるものである。
(テキスト等は、会場で販売してくれている)

内容は、AEDの使い方、人口呼吸の仕方、
初歩的な応急手当の仕方などで、
みっちり3日間(地域によっては異なるかも?)の講習である。

 

参加者はどんな人たち?年齢、性別、職業は?

年齢は、
30~40代の方が多い印象。

性別は、
男性が8割程度。

職業は、
大半が、仕事上必要になり参加している人。
会社員で、業務命令に近い形で、会社が経費負担の上参加してる人、
個人で仕事をしてる人で、知識的に必要な人、認定書が必要な人、でした。

お金も時間も、それなりに必要なので(?)
純粋な興味・関心から参加される方は、稀なようです。

 ただ、受講した時期によっても、左右されると思います。
春ごろは、社会の仕組み上、会社関連の方が多いのかもしれません。
(私は、2018年5月に受講しました)

 

予約方法。消防局のホームページから。予約は早めに

 春先は、上記の通り、業務上必須の方たちが多く参加するためか?
2~3ヶ月先まで、予約でいっぱいでした。
余裕をもって、数か月先の日程で申込が必要となります。

 

内容は?【認定】のための筆記・実技試験も必須

 座学・実技どちらもあります。

 AEDの使い方、人工呼吸の仕方、初歩的な応急処置の仕方などです。
傷病者を安全な場所まで移動させるための知識、
三角巾などを使っての、素人でもできる処置の仕方等、
有益な内容、盛りだくさんです。

 最終日に試験があるので、最終日の朝に慌てずに済むよう、
毎日、習った内容を復習するのが肝心です。

 

試験内容は?復習は必須。プレゼンもあり

 筆記は、(記憶してる限り)穴埋めだったり、選択だったりです。
正解率が、何割以上、という合格ラインでした。
人体構造の名称なども問われることがあるので、
きっちりと、毎日復習をした方が、よいです。

 実技試験もありますし、
【普及員認定】のためですので、
普及活動の際に人工呼吸の仕方をどう説明するか?のプレゼン等もあります。
2~3人で組になり、役割交代をしながらです。

 私が参加したときは、全員の前ではなく、
3つ程に人数を分割して、そのグループ単位での実施でした。

 

必要なものは?テキスト・備品代、時間、動きやすい服装

 テキスト・備品(人工呼吸の際に必要なものなど)を使用します。
すべて、会場にて販売してくれます。
必要であれば、領収書も発行してくれます。

 時間は、みっちり終日、3日間でした。
実技・プレゼンがあるので、動きやすい服装でご参加ください。

 

もしもの時のために、定期的な実施体験を

 いくら知識があっても、もしもの時に、それを思い出せるとは限りません。
覚えていても、身体が動くとは限りません。

機会を見つけて、定期的にアップデートすることで、
何かあったときに対応できるのだと思います。

『自分には関係ない』と思っていたことがくると、
人は慌てます。焦りは、状況を悪化させることが多いです。

『ちゃんと身に着けてるから』と準備をしてると、
案外使うことは少なくて済むのだと思っています。

 人類全員を助けようとするのではなく、
身近な誰かのもしものために、
経験されておくとよいと思います。