シアトル系と言われている、
いわゆるエスプレッソをベースにしたコーヒーを扱う
カフェが1996年のスタバ1号店オープンより
店舗数を増やしたようですが、
それまで主流だったカフェオレと
カフェラテの違い、
みなさま理解されていますでしょうか?
言語を踏まえ、解説していきます。
カフェ・ラテ(Caffè Latte/イタリア語)
カフェラテ、イタリア語です。
Latteの部分がミルク(牛乳)を表しています。
イタリアは、エスプレッソ(濃縮して抽出されたコーヒー)が
主流のカフェ文化で、
それをそのまま飲むのが
・エスプレッソ
エスプレッソ 30cc
お湯で割ると
・アメリカーノ(240cc)
エスプレッソ 30cc
お湯 210cc
ミルク(牛乳)で割ると
・カフェラテ(240cc)
エスプレッソ 30cc
ミルク 210cc
です。
カフェ・オ・レ(café au lait/フランス語)
カフェオレ、フランス語です。
laitの部分がミルク(牛乳)を表しています。
こちらは、ご家庭にもよくあるドリッパー、
(簡易版?としては、
スーパーでもコンビニでも、贈答品でもよく扱われる
1パックから売ってる、フィルターと挽いた豆が入ってるアレ)
を使用して抽出されたコーヒーを
ミルク(牛乳)で割ったものです。
だいたい、割る比率は、半々。
・カフェオレ(240cc)
コーヒー 120cc
ミルク 120cc
そのまま飲めば、
普通のブラック・コーヒーです。
カフェラテとカフェオレは、シンプルにミルク(牛乳)の比率が違う
味の違いはどんなでしょうか?
濃縮されたコーヒー、
”エスプレッソ(30cc前後)”
をミルク(210cc)に入れたもの
ドリップコーヒー(120cc)
をミルク(120cc)にいれたもの
なんとなく、想像つきますよね。
(カフェ)ラテの方が、濃厚で、
(カフェ)オレの方が、軽め。
お好みで、
濃いのがお好きであれば、(カフェ)ラテ。
軽めがよければ(カフェ)オレ
を頼まれてください。
個人的には、濃厚なものが好きなので、
あまりカフェオレを頼むことはないですね。
紅茶でも、
ミルクティーよりロイヤルミルクティーを
選んでしまうので..
ちなみに、カフェラテに使うミルクは通常、
エスプレッソマシーンにくっついているスチーマー
(勢いよく蒸気を出し、ミルクを温めるもの)
を使用しているので、
上手くスチームできたものは、
きめ細かいフォーム(気泡)が入っています。
独特の甘みが出るので、
こちらを好きな方は結構しらっしゃるのではないでしょうか?
某コーヒー店では、
スチーマーで温めたミルクの
・泡が多い部分⇒フォーム・ミルク
・泡の少ない部分⇒スチーム・ミルク
と区別して呼んでましたねぇ。
ドリップコーヒーとアメリカーノどちらが濃い?
どっちが濃いか?は、
抽出した時の豆の量・種類によります。
なので一概に、
『どっちが濃い』
とは言えません。
ただ、アメリカーノやアメリカンという
(”アメリカ”としているも)のは、
欧米の方の認識上、
『(比較して)薄い』
というものがあります。
通常、アメリカーノ(エスプレッソ)に使われる豆は、
深入りのエスプレッソ・ローストや
イタリアン・ローストだったりするので
(焙煎豆の呼び名は、共通名があったり、
各店のこだわりの名前があったり、様々です)
本来は、濃いものですが、
エスプレッソ30cc:お湯210cc
で割るので、
どーしても薄くなりがちです。
ただ、
エスプレッソ量を倍に増やして
濃くすることもできます。
ご家庭で簡単にエスプレッソを
最近は、エスプレッソマシーンも安価なものがでているので、
こだわるなら、一家に一台あっても良いかと思います。
|
筆者は、こだわる割に、めんどくさがるので、
まだ手を出してない状況ですが。
以前、コーヒー専門店の店主に言われてショックだったのは、
『余程のプロじゃない限り、
いまやエスプレッソマシーンで淹れたドリップコーヒー
の方が美味い』
というセリフです。
人間が機械に負ける。
なんとなく、やるせないのですが、
斑もないし、確かに美味しいんですよねぇ。。。
お手入れ、ちょっと手間かかりますが。