とても伸びやかな高音が美しい歌声を持つ中国人歌手、周深さん。
音域からも音色からも女性と勘違いしてしまいそうな歌声ですが、なんと男性です。
≪論より証拠≫、≪一見は百聞にしかず≫ということで動画をご覧頂こうと思います。
- 1 『eyes on me』/王菲【FAYE WONG】 デビュー前のオーディション番組出演時の映像。
- 2 『Monsters』/Katie Sky(イギリス人歌手)をカヴァー。
- 3 『My Heart will Go On(タイタニック主題歌』) /Celine Dion 披露。
- 4 『達拉崩吧(Dá lā bēng ba)』/洛天依【Luo Tianyi】中国版ボカロ(ボーカロイド/VOCALOID)の有名曲を歌唱。
- 5 『いつも何度でも(日本語ver.)』(≪千と千尋の神隠し≫主題歌)、『親愛的旅人啊(中国語ver.)』のカヴァー
- 6 中国で五月男友として人気の丁禹兮<Ding Yuxi>と友人?中国のお笑い番組(?)にレギュラー出演。
- 7 余談:中国での評価は、『天使にキスされた歌声』
『eyes on me』/王菲【FAYE WONG】 デビュー前のオーディション番組出演時の映像。
21歳、まだ(医大?)学生の時に出演された時の映像だと思われます。
初々しいです。とても、嫋やかな方なんだろうなという感じが伝わってきます。
(2022年現在で、30歳になられます)
歌う前に、少し話をされているのですが、
その業界で認められれば、“素晴らしい”と評される歌声も、
無名時代は(特に同年代の子からは)“異色・異端”扱いされて悩んだ時もあったようですね。
番組内で審査員(と思われる方)のお一人が、『古典(時代劇?)曲が似合うと思う』と勧められていますが、
実際、デビューされてから、たくさんのドラマ主題歌を歌われているみたいです。
中国は、(日本に比べると)時代劇が人気で、多くの作品が今もなお、制作され続けています。
今後も活躍の場に事欠かないのではないでしょうか。
余談ですが、何故、中国劇では死ぬときに必ずと言っていいほど吐血されるんでしょうか。。。?
あと、人物の心理変化によって衣服が(腹黒いほど)暗色になっていくのも謎です。
言葉が分からなくても、ある程度状況が理解できるので、解りやすく便利と言えば便利ですが。
『Monsters』/Katie Sky(イギリス人歌手)をカヴァー。
この曲で、イギリスでも話題になっていってるのではないでしょうか?
ちらほらとyoutubeでも彼を取り上げている動画が上がってますね。
(流石、yutuberの皆様。流行に、才能に敏感です。青田買いです。目の付け所がシャ〇プです)
正直、本家より彼のカヴァーの方が好きです。情感というか、深みが増してる感じがします
年齢が関係してるのかと思いきや、彼の方が年下でしたね。あれ?
(原曲のリリースが2014年だったので、音源自体は彼女が24才頃のものですね)
『My Heart will Go On(タイタニック主題歌』) /Celine Dion 披露。
カナダの歌姫、セリーヌ・ディオンの曲も歌われてます。
周深さんは、オーディション番組出場時は、医学学校に通われていたようですが、
その後、留学して音楽学校で声楽を学ばれたそうです。
天賦の才に修練の上での技術を身につけられ、表現力に磨きをかけられたのですね。
常に一定のクオリティを提供する。プロの鑑です。
動画内の会場が、STARWARSの議会会場みたいに見えるのは、
私だけでしょうか。。。?
中国の業界関係者内にも一定のファンがいらっしゃいますよね?
日本でもそうですが。
『達拉崩吧(Dá lā bēng ba)』/洛天依【Luo Tianyi】中国版ボカロ(ボーカロイド/VOCALOID)の有名曲を歌唱。
ちょっとマニアックネタ?になりますが、中国版ボカロの曲も歌われてます。
日本でいうところの“千本桜”でしょうか?
なぜ、こんなことを知っているかというと、後程紹介する動画の1つにお笑い番組があるのですが、
その中に文字当て対戦コーナーがあり、解答の一つに楽曲中の13文字の歌詞が使われていたのです。
(中国語は出来ませんが、あまりにも出演者(主に丁禹兮さん)が笑い転げているのが気になり、
ネット辞書などで調べまくり理解しました)
ちなみに、その13文字というのは≪达拉崩吧斑得贝迪卜多比鲁翁≫。
これは人物の名前のようです。どんな意味かまでは、調べてません。
ざっくり説明ですが、
国王に謁見した少年が名前を名乗ったところ、あまりの長さに驚き
国王「名は何という?」
少年「达拉崩吧斑得贝迪卜多比鲁翁(Dá lā bēng ba bān dé bèi dí bo duō bǐ lǔ wēng)と申します」
国王「え?もう一回言って?」
少年「达拉崩吧斑得贝迪卜多比鲁翁(Dá lā bēng ba bān dé bèi dí bo duō bǐ lǔ wēng)です」
国王「え?≪达拉崩吧斑得贝迪卜多比鲁翁≫?」
少年「はい、≪达拉崩吧斑得贝迪卜多比鲁翁≫です」
みたいなやり取りが歌詞になってるようです。
原曲自体、ボーカロイドの音質と相まった不思議な面白さがありますが、
周深さんは、音(声)色も多彩で更に魅力が増してます。
ポップからオペラまで一曲の中で表現してしまうなんて、
(曲が違いますが)彼の存在自体が『Monster/モンスター』ですね。
ちなみに、この動画中に(日本の平成の歌姫の一人)Misiaさんが映られてます。
最初、ご本人とは思わず、『世の中似たような人がいるよな』と呑気なことを思ってました。
ちなみに、デビュー後の周深さんは益々、神木隆之介さんに見えるようになってきました。
デビュー前は、髪型の所為かザブ〇グルの加藤さんっぽいですが(怒られるかな?;)。
この動画中では、『スタイリストさんはGacktさんを意識したのかな?』とか
想わないでもないですが。
『いつも何度でも(日本語ver.)』(≪千と千尋の神隠し≫主題歌)、『親愛的旅人啊(中国語ver.)』のカヴァー
歌唱力はもちろんですが、日本語の発音に関しても、ほぼ、完璧です。
私は個人的に、“それぞれの歌手の母語で歌っているのを聞きたい”と思うタイプなのですが、
これに関しては、どっちも好きですね。
中国語の“T”と“D”、日本語の“た”と“だ”の様に、それぞれ発音の仕方が違う部分は
ところどころ、微妙に違う音となってますが、概ねきれいな響きです。
敢えて細かいことを言えば
・“K”と“G”、“か”と“が”
・“R”と”L“、”ら行“
・“O”と“WO”、“を”
・“Z”、“ず”
も違いますね。
(ホントに重箱の隅をつつく感じですが)
元々、とても耳が良い方なんだと思われます。
動物の鳴き声とかの真似も上手そう。
ちなみに、英語タイトルは、『Dear Traveler』(親愛なる旅人へ)。
中国語の曲名を直訳されているようです。
ちなみに、ジブリ繋がりで言うと、番組のコーナーで、
『もののけ姫』も歌詞無しで披露されてました。
『a』だけで歌って表現するって難しいのに、すごいですね。
日本語歌詞で歌われたら、どんな表現をされるんでしょうか?とても興味があります。
で、ピアノ伴奏されてる方は、音楽関係(プロデューサー?)をされているようで、
次に紹介する動画に一緒にも出演されてるのですが、ここまで弾けると思ってませんでした。
他国の番組って、個々の事前情報がない状態で見ていくので後から色々判明していって、
その過程がなんだか新鮮です。
中国で五月男友として人気の丁禹兮<Ding Yuxi>と友人?中国のお笑い番組(?)にレギュラー出演。
何を隠そう、私は最初にこちらに出演しているのを(中国語がわからない状態で)
見ていたため、彼のことを『中国の芸人さん?』と思ってました。
ふとしたきっかけで、”eyes on me”の音源を発見し、
『新手のカウンターテナー(米良美一さんが有名)の方かな?すごい才能だなぁ』
と単純に感心していたのですが、youtubeの映像を見ている内に
『どっかで見た顔。。。え??もしかして、あの人?歌手だったの???』となり、
しばらく混乱しきりでした。
(この動画中、歌声は披露されていません)
番組の出演者が何者なのかなんて全くわからない状態でコスプレしてクイズしてるのを見ると、
みんな芸人さんに見えてしまうのは、私だけでしょうか?
余談:中国での評価は、『天使にキスされた歌声』
さて、色んな動画を通して周深さんを紹介してみましたが、みなさんいかがでしたでしょうか?
一番の特徴は、“天賦の才”と言えるその歌声ですが、中国では『天使にキスされた歌声』
と表現されているようです。
声音自体、高い音域・美しい響きをもたれていますが、
それがここまで人の心に響くのは、やはり人柄が柔らかな方だからだと思います。
これだけ色々な方の曲をご自身のものにされているので、
『カヴァーアルバムないんかな?』と探してみましたが、
残念ながら見つけきれませんでした。
日本でもご本人のアルバムが、何枚か入手できるようです。
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ご興味持たれた方は、ポチられてみてはいかがでしょうか?
(私自身、アナログ人間なもんで、いまだにCDの方が好きだったりします)