通常、2月16日から3月15日まで行われる確定申告。
納付の人は、期限までに納めるのをお忘れなく。
還付の人は、『いつ振り込まれるのだろう?』と
気になっている方も多いかと思います。
また、提出方法によっても変わるのでしょうか?
記録のために
例年の傾向を記載しておきます。
還付の振込時期は?紙書類提出とe-taxでは処理が違う?
結論から言うと、
提出方法によって違ってきます。
税務署でかかる手間が減れば減るほど、
早くなります。
常識的に考えて、
通常、紙提出されたものを、
そのまま保管することは考えにくいです。
まず、手書きの場合は、計算ミスなどの可能性があるので、
『ちゃんと、計算はあっているのか?』
という確認が入ると思われます。
(ここでいう計算は、四則計算という意味です)
e-taxで提出した場合、
web上で入力し次第、自動的に結果が計算されます。
税務署が設定したソフトに誤りがない限り、
(入力者が正しい数値を入力していれば)
計算ミスはない状態となるので
『計算ミスの有無』を確認する必要はありません。
データが正しく送付されれば、
ひとまず、処理は自動的に終わります。
それだけ、税務署側の手間は減っているということです。
その他にも色々と処理があるかと思いますが、
例年の傾向だと、
・紙提出
・e-tax提出
を単純に比べると
提出後に目安として伝えられる
入金までの日数は下記です。
【還付までの日数】
紙提出:1ヶ月から1ヶ月半目処(実質4〜5週間程度)
e-tax提出:3〜4週間(実質2〜3週間)
センター化によって入金が遅くなっている?
まず、センター化をご存知でしょうか?
従来、税務署の事務処理業務は、各管轄の税務署で行われていました。
しかし、2022年頃より、徐々に、
《センター》という事務処理をする専門の場所にて
一括管理するということになっていっています。
そのため、《センター化》が進められた管轄の方は、
従来とは処理手順などが変わってきているようです。
そのため、ご自身の管轄のセンター化が
進んでいるか?いないか?で
これまでとは、振込のタイミングが変わってきていると思われます。
個人的な体験談ですが、
某税務署の還付金入金処理は、例年、水曜日に行われていました。
しかし、2025年は金曜に処理がされていました。
2020年頃から確定申告をしているのですが、
紙で申告した年と、
税務署でのパソコン入力(e-tax)申告した年では、
紙申告の方が時間がかかっていたのですが、
曜日は、いつも同じでした。
しかし、2025年は、
想定の曜日と異なり、金曜に処理が行われていて
すこし面喰いました。
(なので、記事にして記録を残そうと思い立った)
ちなみに申告方法は、
電子申告(e-tax)でした。
もしかしたら紙申告していたら、
管轄署内で処理をされ水曜に送金処理という形になっていたかもしれません。
(管轄署内のルールが変わった可能性も否めないのですが)
ちなみに、
2025年より、紙提出の場合、
”控”に収受印(日付印)が押されなくなり
『いつ提出したか?』の把握がしづらくなりました。
公的な(受領日付の記載された)控書類を残すには、
電子申告するしかなくなりました。
(こうやって、制度を浸透させていくのでしょうね)
手控えに、手書きで日付を記載して
『自分が把握できてればいい』
という方には問題はありませんが、
何かあって『公的書類の提出』を求められた時、
とても手間がかかるのですよね。
完全にセンター化がされれば、センター毎に期間が統一される?
現在は、過渡期なので、
それぞれの移行段階によって
振込までの日数がまちまちになっている可能性がありますが、
今後、完全にセンター化されてしまえば、
管轄センターごとの処理状況によって
振込までの日数が統一されていくと思われます。