スケート初心者が上手く滑るには靴を選ぶこと。上達はマイシューズで

 一時期よりは、だいぶ落ち着いてきているとはいえ、
まだまだ人気のスポーツ。フィギュアスケート。

 初心者がうまく滑るようになるのに一番重要なことと、
なぜ、それが必要なのか?を説明します。

 ちなみに筆者は、社会人になってからフィギュアスケートを始め、
最初の半年間で簡単なスピンとスリージャンプという基本のジャンプを
飛べるようになりました。
 途中ケガをして滑らなくなった期間もありますが、
大人のアイススケート教室にたまに通ったりしながら、
トータルで5年以上は滑り続けています。
 
 
 ちなみに
『いま、(スケート)リンクです。今すぐできることはないですか?』
という方への記事は↓こちら↓

大人のアイススケート・ビギナーが楽しく上手く滑るための基本的な練習のコツ


 
 

靴の履き方のポイントについては、
こちらの記事を参照くださいませ。

正しいスケート靴の履き方(大人になって始めた人へ)~感覚のお話~


 
 

レンタル?マイシューズ?どの段階で用意する?

遊びで、年に1~2回しかしない、と分かっているなら不要です。

しかし、レッスンに通うことを考えていたり、
定期的に楽しみたいというのであれば、断然、
マイシューズを準備されることをオススメします。
靴を変えるだけで、出来なかったことが出来るように
なったりもします。初心者だからこそ、道具が重要です。

 

金銭面的にお得なのは?上達には?

初心者用の靴は、1万円以下からあります。
レンタル靴代は、400円~800円程度です。
※リンクによって異なります。

上記価格帯のものですと、
10~20回でトントンになりますが、
それは単純に《靴に対するコスト面》だけのこと。

上達を考えたら、断然、マイシューズを持つこと。
上記の通り、《靴を変えただけで出来るようになること》もあります。
また、その靴に慣れることも大事なことです。
上達までの《時間を早める》、《時間を買う》と考えると、
金銭面でもかなりお得になります。
リンク代・レッスン代もそれなりにするものなので。

 

レンタルシューズの特性。足が痛くなるのは?

レンタルの靴は、たくさんの利用者が使うため、
エッジ(氷に接する刃の部分)にクセが付いていたり、
状態が悪くなりがちです。

更に、氷(水分)と切り離せないスポーツなので、
どうしても素材が防水性に優れてるものが多いです。
防水性が高いものは、固く足にフィットしにくいので、
足元の安定感が欠けます。

靴ひもできつく縛って固定しようとすると、
足首の柔軟性が失われたり、足が痛くなってしまいます。
痛みを感じると、滑ることに集中できなくなり、
また滑り続けることが困難になるので練習時間も短くなったりします。

スケートで一番重要なのは、安定。靴と足の一体感。
片足に体重を乗せてもバランスが取れるのは、
きっちり靴と足がフィットしているからこそです。

 

マイシューズ・自分の道具を持つ。愛着を持ち手入れをする

やはり、《自分のもの》になると、愛着がわきます。
手入れをしたり、その靴を使うことだけでも楽しみになります。
気持ちの面からも、マイシューズをおオススメします。

 
 

初心者向けのスケート靴は?

最初から高価なものを準備する必要はありません。
以下の二つで十分滑れます。

メーカーが違うので、デザイン等が違いますが、
機能面では大体同じものとお考えください。

SSS(サンエス) フローラ SET-46 FH-1200 -ナカスポ楽天市場支店-

 
 

ZAIRAS ザイラス ーAK SPORTSー

 
 
※どちらもエッジカバー付(持ち運びには必須です)
初級の内は、研磨はそれほど、気にしなくても大丈夫です。
《クロス》が出来るようになるころには、一度、チェックした方がよいです。

微妙に会社によって(一般の靴と同じように)サイズが異なるので
実際には、試し履きするのが一番です。

スケート靴は、足の感覚が重要になるので、
靴下は、薄目が無難です。

 
 

スケート靴って、どのくらい使えるの?

週一で2~3時間、1年に練習する期間が半年であれば、
よほど手荒い扱いをしなければ、2~3年は使えます。

極端に、革に圧力をかけるようなことをすれば、
皺が寄ってきたりして脆くなり、足をホールドする力も弱くなります。

また、滑り込むと、エッジが丸くなってくるので、
そうなった場合は、専門店で研磨をしてもらってください。
初心者の靴の研磨は、比較的簡単なようなので、
その場でしてもらえる場合もあります。

 
 

フィギュア用の靴、買い替えのタイミング。注意事項

革の部分が、ぐにゃぐにゃになり、足を固定する力が
弱くなったら買い替え時です。
また、スケーティングスキルが上がったときも。

あくまで《氷の上を滑る靴》です。
《飛ぶ・跳ねる》ための靴ではありません。

ジャンプの練習を始めたら、たとえ『まだ十分履ける』状態でも、
買い替えてください。
初級者用の靴でジャンプをするのは、非常に危険です。

ちなみに、ジャンプ練習中の初心者用の靴はこちら。
(あくまで、初心者用です。
 中級~上級者、プロは、更に高いグレードの靴を履かれてます)
 
 

JACKSON スケート靴 アーティストプラスセット ユース -White -小杉スケートー

 
 
プロ御用達のお店、小杉スポーツさんです。
大阪梅田と難波スケートリンクに店舗あり。
 
 
※実体験として、筆者は、初級者用の靴でジャンプ練習中に捻挫し、
6か月以上、足を引きずって歩く羽目になりました。
飛ぶ、降りるためには、それ用のシューズを。

ではでは、ご自身にあった靴を選んで
楽しく練習されてくださいね。

 
 

※アイキャッチ画像は、
『いらすとや』さんからお借りしました。
ありがとうございます。