心理学やスピリチュアルの世界では、市民権を得てきたHSP(Highly Sensitive Person)やエンパスといった体質。
これらは、体質であると同時に能力でもあるので、上手に使ったり、対応できれば才能となりますが、
そうでなければ、自分のことを優先できずに人に振り回されて、ひたすら消耗してしまう危険性もあります。
人は、『自分の望みを叶えるため』にこの世にやってきています。
よほど課題として《人に尽くす》と決めた人以外、自分のことを疎かにして人に振り回されることは、双方にとってマイナスでしかありません。
自分の《能力》として、使いこなせるようにするには、まず、自分を知り、自分に合った対応策を身に着け、日々アップデートすることです。
自分の体質に気付かずに、自分がやりたいことすらわからなくなるほど消耗しきってしまった経験を持つ筆者が現在実践していることを含め、
ご紹介させていただきます。
まずは、基礎編を。
↓ちなみに、各体質に関して参考にさせていただいたサイトです↓
HSPに関しては、こちら
エンパスに関しては、こちら
自己認識:HSP・エンパス体質を自覚する
まず、自覚することです。上記の他にも、書籍などで解説されている方がいらっしゃいます。
きちんと納得いくまで調べて、まず、『自分が当てはまる』のか?を見極める必要があります。
HSP・エンパス体質がすごいとか、そういう話ではないです。
何事も、作用には、好ましいもの・好ましくないものがあります。好ましくない状態を経験していないのであれば、その体質ではありません。
(意識的・無意識的に関わらず、きちんと対応している人は除く)
何か特殊なものに見えると、『自分はそれじゃないか?』と思ってしまうのが人というもの。
ただ、『本当にそうか?』を見分けるには、『都合のいいこと・悪いことどちらも当てはまるケースであるか?』を見る必要があります。
自分にとって都合のいいとこだけとって、言い訳にするのが目的ではありません。現状把握をして、対策をとり、良い状態に持っていくことが目的です。
まずは、自分の体質を知ることから始めてください。
HSP・エンパスが苦手なこと:常に自分の感情を意識。人との境界線を引く
自己認識の段階で、『自分はHSPだ』もしくは『エンパスだ』と明確に自覚したのであれば、次は対策をとることです。
HSPやエンパスの人は、他人の感情を受けやすい人、飲み込まれやすい人、言い換えてみると、意識的に防御をしていないとできない人ということです。
この防御ですが、一番シンプルなのは、『意識を自分に向ける』ことです。
感覚の話なので、最初は『どういうこと?』となってしまったりしますが、『自分に関心を向ける、興味を持つ』ことだったりします。
*今、自分がどういう感情になっているか?
*自分が興味を持っていることは何か?
*好きなもの・嫌いなものは何か?
それを、考えなくてもわかる状態でいることです。
エンパス体質の人は特に、『人の感情を引き受け自分のものとしがち』だったりします。『それを好きなのは本当に自分なのか?』と問いかけ
周囲の人や場の雰囲気に流され『自分の感情・感覚』と錯覚していないか?を確認してください。感情は日々変わるものですが、
あまりにも違うことに興味・関心が動きづづけるようであれば、人の感情を受けていることに気づかずに、『自分のものと思い込んでいる』場合があります。
習慣になって、『当たり前に線引きが出来る状態』になるまで、何度も意識して行いましょう。
また、『線をどこに引くか?』は、その人との関係性によっても異なります。
親しい・近しい人、友人・知人、まったくの他人と、最低限3段階は想定してみてください。
ある程度、『型・テンプレート』のようなものが出来上がれば、自分の意思でもって『どの型・テンプレートを使用するか?』を選ぶことができます。
それは、『自分の選択』なので、コントロールができている状態と言えます。
しかし、周囲の影響で『選ばされている』状態は、それとは異なるので、そこの見極めもできるように意識してみてください。
セルフメンテ:HSPやエンパスが溜め込みやすいことを、その日の内に処理
《人の感情》を受けるということは、《人の気》を受けるともいえます。
その日に受けたものは、その日の内に処理をして、翌日に持ち越さないようにしましょう。
一番簡単な方法は、毎日お風呂に浸かり疲れをとることです。
(余談ですが、《疲れ》とは《憑かれ》から来ているという説もあります)
さらに、天日塩(精製塩では意味がありません)を一摘みバスソルト代わりに使用するのも効果があると言われています。
産土神社で清め塩を授けていただいても良いとおもいます。
ただし、なぜ《気をうけてしまうのか?》は、ちゃんと理解していてください。《自分に同調するもの》がないと、本来、スルーできてしまうものなのです。
自分の中に、《それと一致してしまう何か》があるから起きてしまう現象なので、そこを自覚して、原因がわかっているのであれば、解消するよう心掛けてください。
ここに書いてある方法は、あくまで《対処》であり、《根治》ではありません。
受けてしまったものは、受けてしまったものとして、《都度処理をしましょう》ということです。
続けるコツは、《最初から完璧を求めないこと》。《できたことを認めてあげること》です。
HSP・エンパス体質は、自分の意識がどこにどの程度あるか?の自覚がカギ
人は、フォーカスを当てたところに引き込まれます。それは、HSPやエンパス体質でなくてもそうです。
ただ、上記2つの体質であれば、《その作用が強く出る》ということです。
まずは、自分の体質をしっかり自覚し、自分にあった対応策を身に着けること。自分の軸を持つことが重要になります。
ただひたすら訳もわからず人に振り回され消耗するのではなく、意識・意図を持ってコントロールをして使いこなす。
時には、距離をとったり、拒絶をする必要も出てきます。これらは、しっかりと自己が確立できていないとつい、
相手側に立ってしまい人によっては、『(悪意がなくても)いいように使われて』しまったりします。
逆に、自分がしっかりコントロールできる状態であれば、相手が多少コントロールをかけてこようとしても、
先に察知をして対処することができるようになります。人におかしな行動をさせずに済むようになるということです。
繰り返しますが、人は、『自分の望みを叶えるため』にこの世にやってきています。
夢や願いが叶えられるよう、望ましい選択ができるようご自身にあった対策・対応を身に着けられてください。
限りある時間を有意義に過ごせますように。
※トップの画像は、『いらすとや』さんからお借り。
ありがとうございます。